相手の慰謝料請求が、途中で途絶えるケース
当事務所が不倫慰謝料の「請求を受けた」方から依頼をお受けして、相手本人との交渉を進めていたところ、相手本人からの返事が途絶えてしまって、交渉が長期間の休眠状態になるという展開が時々みられます。
相手本人としては、こちらの依頼者本人に慰謝料請求を起こしてみたものの、弁護士が出てきて無理な要求が通らなくなり、かといって「示談に応じること」や「弁護士に相談して裁判を起こすこと」も気が進まない、というように交渉のモチベーションが下がった状態になってしまうためと思われます。
こうした展開になった場合、「請求を受けた」側から、「どうですか、示談しませんか」と持ち掛けても足元を見られますから、当面は様子を見ることが多いです。
ただ相手も今回の問題を忘れたわけではないので、大体1年ほど休眠状態となった後で、また当初と同じような内容の請求が再開されるという展開が多いと考えておいてください。
こうしたケースでは、相手本人が弁護士に依頼して裁判を起こしてくる可能性もありますが、元々そこまで積極的な姿勢でもないことから、最終的にはこちら側にとって適正な水準で示談できたケースも多々あります。
もちろん「早期解決が最優先」というご希望であれば、こちらが少し譲歩してでも早期に示談を成立させる方向で進めますが、弱腰な姿勢を見せてしまう事には一定のリスクがあるため、当事務所ではあまりお勧めしないことが多い解決方針です。
また、そもそも相手本人の要求金額が法外であるなど、正面から受けて立たなければどうしようもないケースもあります。
不倫慰謝料の問題には相手がいますから、必ずしもこちら側の希望している期間内に解決できるとは限りません。
ある程度、覚悟を決めていただいて、相手の言いなりにはならないという姿勢で淡々と対処することにより、時間はかかっても結果として適正な解決を実現できるのではないかと考えております。
具体的な状況に応じて、ご希望をお聞きしながら進めておりますので、詳しい経緯・ご事情をお聞かせください。
まずは「名古屋駅 弁護士の無料法律相談」をお申込みください。
2018年4月13日